2014年09月16日

敬老の日 日本の高齢化社会の現状を取材しました。

15日は「敬老の日」。総務省によると、65歳以上の高齢者の数は、全国で3,296万人で、2013年に比べて111万人増えました。
一方、「消滅可能性都市」といい、2040年までに、20代から30代の女性が半分以下に減って、行政機能の維持が困難になるという自治体の数は、全国で896カ所にも及んでいます。
世界に類を見ないペースで進んでいる、日本の高齢化社会の現状を取材しました。

全国各地で開かれた敬老の日のイベント。
「ソーラン節」が会場を大いに沸かせていた。
千葉市花見川区。
都心部のベッドタウンとして栄えるこの町の人口は、およそ18万人。
しかし、これだけ都会の街ですら、深刻な問題を抱えている。
団地の人は、「僕のところは10世帯だが、子どもがいるのは1世帯しかいない。あとはみんな年寄りばかり」、「若い人たちは、ここに一応住むが、ある程度で、出て行っちゃうもんね」と話した。
「人口減少」、「少子高齢化」。
花見川区の人口は、千葉市にある6つの区の中で、現在2番目の多さだが、ほかの区が増加傾向を見せている一方で、減少傾向が続いている。
その理由は、どこにあるのか。
千葉市花見川区の山田区長は「大型団地が一気に開発が進んだ地域なので、その大型団地が、そのまま高齢化しているということで、若い方が成長したあとに、東京に出て行ってしまっている」と述べた。
高度経済成長期、真っただ中の1968年に建てられた花見川団地。
総面積85万平方メートル、計7,000戸を超えるこの団地は、当時、日本一の規模を誇るマンモス団地だった。
人が住めば、必要となるのが教育施設。
開校当初は、中学3年生がたった1人だった学校も、またたく間に生徒が増え、千葉市内最大の中学校となった
しかし、長い時の流れは、その建物にも、住む人々にも及び、若い世代は、次々と団地を離れ、敬老会のイベント会場は、すでに廃校となった小学校の体育館。
そうした現実から、花見川区は、5月に増田元総務相などが発表したデータで、2040年までに消滅する可能性がある都市に選ばれた。
山田区長は「これは非常に衝撃的でした。建てられた当時と、年代も価値観も変わってきているので、団地再生を図っていく」と述べた。
日本に押し寄せる、人口減少・少子高齢化の波。
それはもはや、地方において、今そこにある危機となっている。
豊かな自然に囲まれた、群馬・南牧村。
少子高齢化率が、全国でワーストワンとなっているこの村にある、唯一の小学校に通う児童は28人。
児童は、「将来の夢は野球の選手です」、「看護師です」などと話した。
お昼休みに元気に遊ぶ子どもたち。
しかし、通う児童の数は、2013年に比べて、10人も減ってしまい、3年生は1人もいない状況。
南牧村立南牧小学校の永井尚寿教頭は「(今後増える兆しは?)何かあって、増える見込みがあることは、まずないと思います」と話した。
子育て世代に来てもらおうと、村も、学校給食費や保育料の無料化や、さらにスクールバスの運行なども図った。
村民は、「やっぱり職がこっちにはないから」、「なじまない人が多いんですよね。来ても、すぐに出て行ったりとか」などと話した。
雇用不足や村民との見えない壁などが障害になっている。
そうした状況に村の若者たちが始めたのが、村の空き家を低料金で貸し出そうという、「空き家バンク」。
また、小学校に通う子どもたちも、修学旅行で東京に行った際に、街頭で南牧村の良いところをアピールする、手作りのチラシを配布。
この活動により、学校は、群馬県のスクールオブザイヤーにも選ばれた。
これらの頑張りが実を結ぶかは、まだ先の話だが、何もしなければ、地域がなくなることは、ほかの自治体にも共通する問題。
増田元総務相は「日本全体として、これから人口減少社会じゃなくて、さらにその先を行く、人口急減社会が訪れると。東京に一極集中している問題はですね、歯止めをかけていくのは、大変政治力が必要になりますから」と述べた。
安倍内閣が掲げる地方創生。
子どもたちの将来のために残されている時間は、あとわずか。
posted by エントリーシート at 00:09| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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